2026年3月16日月曜日

第27冊。なぜ、この世界に学問と呼ばれる領域が存在して、学問が学問たり得たのでしょうか。 Why does the field known as scholarship exist in this world, and why has scholarship been able to exist as scholarship?

 こんにちは。渡辺天です。お願いします。今回のテーマは価格付けです。価格付けというとセーの法則を思い浮かぶ人もいるでしょう。セーの法則とは、経済学で言うところの超過需要経済であり、人々が欲しいと思う気持ちが供給したいという気持ちより多い経済を言います。

僕たちは、この超過需要経済でセーの法則という現象に出くわします。セーの法則とは、供給すれば、つまり売れば売るだけ売れる経済のことを指します。今、あなたは工場の生産者として一定のノルマを請け負っていることとしましょう。これだけの製品をこれだけの納期で生産してほしい、と。

普通、僕たちのいる経済であれば、生産しても売れない商品は在庫となって倉庫に眠ってしまうでしょう。一方、セーの法則の世界では、売れ残りの商品がなく、生産した商品がすべて売れることになります。

現実の世界と理論の世界では、一種の乖離という現象に出くわします。乖離とは、少しずつ差が広がっていく現象であって、多くの差ができる頃にはかなりの時間が進んでいることであると言えます。学問の世界でも最初の理論から現実世界とは大きく乖離していく現象に出くわすことがあります。最初は古典派の利己主義といった仮定といえる前提が理論を積み重ねるに連れ、段々と現実から乖離していくといった現象です。

僕たちは科学や学問という世界に出会うとき、なぜ、その理論がその理論であるか、よく理解する必要があるということです。最初の設定が無理な話であると、その後の話もだんだんと無理が積み重なっていくことになります。

最初の過程はきっと現実というものを理論化したいという欲求だったのでしょう。しかし、その欲求も試行錯誤を重ねて次第に力技となっていきます。理論も複雑で高度なものとなり、普通の一般の人では理解できないものとなっていきます。

量子力学を見ましょう。最初は、ただ光というもののグラデーション、つまり濃淡を数式化したいという欲求だったのでしょう。数式が難しくならないように変数x変数の2次式の足し算でこの光のグラデーションという難題に取り組んだことだと思います。

しかし、時代が進むにつれて微分方程式やかの有名なシュレディンガー方程式など、最初の観測実験と呼ばれる光の観測から、あるいはシュレディンガーの猫と呼ばれる確率論の話から土台が揺らいでいたことに気づくことになるのです。

量子力学が確率論であるのは、なぜかというと速度や位置が同時に確定しないからで、そもそも光というものが観測できるスピードのものでないので、想像の域で理論を展開しているからです。

あの有名な相対性理論を生み出した某氏も頭の中の思考実験により光というものの解析に取り組んできたのです。その某氏も量子力学の生みの親の一人ですが、僕は価格式に至っても、この観測可能な経済現象にしても長らく思考実験の域を出なかったのではないかと考えています。

経済というものが需要という効用により、あるいは欲しいという欲求により、その価格式を理論化していたように、科学も長らく力技で現実を数式化してきたのではないでしょうか。その数式化したものを操れば、色々なものに、ここでは帰納と演繹に対応することができたと思います。

ここで言う、帰納と演繹とは、帰納という法則化、つまり現実を数式化してシンプルに表すことから、その数式を色々な経済現象などに適応して応用する、つまり演繹化することに価値を見出したのだと思います。

僕は一重に言うでしょう。なぜ、この世界はこのように数奇なのか。なぜ、この世界に学問と呼ばれる領域が存在して、学問が学問たり得たのでしょうか。学問も最初は単純な構造から始まっていますが、なぜ未だに現実をなぞることに多くを費やしているのか。

最初のテーマに戻ります。価格式のセーの法則の世界では、価格は恐らくとても安価なものでしょう。在庫が存在せず、廃棄がなければ、価格転嫁する必要がないからです。しかし、現実世界はセーの法則とは違い、少なくとも現代では多くの商品が買われることもなく廃棄されていきます。

この無惨な世界に一つの希望は廃棄をなくし、セーの法則に近づけることで、セーの法則がある程度の需要を含んでいるのであれば、一つの理想郷であったと言えることです。その点では、商品を作れば、すべて売れるということに世界の一つの理が体現されているのかもしれませんね。以上です。ありがとうございました。渡辺天でした。

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