2026年1月30日金曜日

第23冊。小説。ハートのエース。βはハートのエースであり、機械の心臓を持っている。Novel. Ace of Hearts. Beta is the Ace of Hearts and has a mechanical heart.

こちらはハートのエースです。ハートのエースの世界は黄金のような神秘の世界です。ハートを名乗るからには最大限の敬意が必要です。ハートのエースはどこにでも存在して、どこにも存在しない何者かです。ハートのエースは比較的簡単な世界を構築するために存在しています。

ハートのエース。機械の心を持つニュータイプの存在のことです。機械の心を持つ存在に人は何を恐れるか。機械のハートといえども、心臓のペースメーカなどではなく、本当に黄金でできたような心のことを機械の心臓と呼びます。僕の心は機械でできている。ハートのエースは苦悩の日々を過ごします。本当に人間の心を持つことができるのか。

ハートといえども日々の仕事に追われ、日々の日常を退屈なく過ごしています。ハートのエースはファンタジーの世界ではなく、現実世界で日々を過ごしています。β。αだけど、何か気になることはない。βはハートのエースであり、機械の心臓を持っている。

βとαの関係性から僕たちは何かを探してさまよい歩いている。僕たちは何もない世界でお互いに干渉しつつ何かを形作っている。こちらはα、至急応答せよ。αの一言でふと夢から覚める。理想の黄金郷があったかのように、ふと夢から覚める。そのとき、αはハートのエースを名乗るβに一撃を加える。

こちらα。至急応答せよ。βはいませんか。βは機械のハートを稼働させ、次の目的地を目指して歩き続ける。α。そんなに急いでも、こちらには何もないかもしれない。αの周辺には何もないのか。

ふとミヨリが目を覚ます。αは桃源郷を目指して前進中だ。この何もない世界で僕たちは何を求めて生きているのか。ファンタジーの世界を夢見て、この世界に来たのに、なぜ僕たちは未だにファンタジーの桃源郷を見つけられないでいるのか。

青い鳥。灯台下暗し。案外、幸せって近くにあるのかも。ミヨリはふと思う。2年前の惨場を。中学受験に失敗した。なぜか数点差で合否を分ける競争だった。あと数点足りないがばかりにミヨリは中学受験に落ちることとなった。

βはいいよね。頭がいいから簡単に受験を突破出来て。ミヨリは一人苦悩を述べる。勉強漬けの日々。何も始まらない友情。家庭環境も悪化していた。ミヨリの受験支援のために。

コウタは一人苦悩を述べる。中学受験は良いけど。なぜ、僕たちは勉強しなければならないのか。一日中勉強漬けの日々で、なぜ運動もせず、一日中勉強するのか。学生の本分が勉強だということは良くわかっている。義務教育で勉強することが学生の、あるいは子供の仕事だということは身にしみて分かっている。

でも、なぜ遊ぶことも出来ず、ひたすらに勉強する必要があるのか。僕たちは案外良い線を行っている。先生も悪くないし、家庭教師のお兄さんも付いている。案外悪くない待遇なのに、なぜ僕たちはこれ以上の勉強が必要なのか。

若いうちにしかできないこともある。学校の先生は僕たちの味方だけど、なぜか要領を得ない時がある。それでも勉強を優先させたがるし、休日もなく勉強漬けの日々。本当にこの人生は正しいのか。高校生の僕たちは疑問に思う。部活動もしたいし、ゲームもしたい。それなのに優先順位はいつも勉強。

βは一番頭が良いから分かるのだろうけど、βは自分の心を機械でできていると述べてくる。僕の頭は良く働くけど、心は機械でできている。サイボーグみたいだ。βのすることを、いつもお手本とする僕らにとっては、勉強漬けの毎日で機械と化したβの心臓を心配することしかできない。

βは言う。この頃、面白い遊び場ができたんだ。勉強だけでなく、面白い遊び場。ファンタジーの世界の話をするβを見て、調子が悪いのかな、とか、大丈夫かな、と内心では心配してしまう。βはファンタジーの世界ではエースを名乗っているらしい。

仮想的な遊び場があるとデジタルのコンピュータゲームの世界をそのようにファンタジーの世界といっているのかと、βの話が良く分からなくなる。ただただ面白い世界で、そちらにも足を踏み入れたいとβは告げてくる。β。本当に大丈夫なの。

ミヨリもコウタもαの一員だけど。別のグループに所属している。僕もβのグループには所属しているけど、この頃、変な夢を見る。得体のしれない魔物がひしめき歩く世界だ。夢の中だから怖くないけど、朝に起きたとき寝汗がびっしょりで起きる。やけにリアルな感覚なんだよな。

僕の名前は天。βのことを心配に思っているαの一員だ。ミヨリとコウタのグループではないけど、βと一緒にいれて楽しい日々を過ごしてきた。この頃のβの奇行を見れば、βのことが心配に思える。なぜ、ここまで勉強してきたβがおかしくなっているのか。不安でたまらない。

夢の世界。もしかしてβは夢の世界を見ているのかな、と。僕も敏感にβの事情を詮索してしまう。βは夢の世界で王になると言い出した。あのまともなβがなぜ、そんな訳の分からないことを言い出したか分からない。僕たちはβが勉強を嫌になったのかなと、ふと察してしまう。βももっと外で遊びたいのかもしれない。

βはこれまで成績優秀品行方正で来ているけど、大学受験も高校の成績が良いから推薦も視野に入れている。もう少し頑張れば良い大学にも行けるはずなのに、なぜここで諦めて夢の世界の話をしだすのか。βの正気を疑ってしまう。今日も夢を見た。

至急応答せよ至急応答せよ。こちらは天。βも夢に出てきたのだけど、βは夢の世界で仕事をしているところが印象深い夢だった。夢の世界は日に日にリアルになっていくのだけど、僕はβと同じように正気を失いつつあるのか。自分の精神を疑ってしまう。でも、夢の中でβと話すこともできた。明日、学校で聞いてみよう。同じ夢を見ているのではないか、と。

ファンタジーの世界。僕も憧れがあった。こちらはコウタ。至急応答せよ。ミヨリ。ミヨリも重い腰を上げる。ついこの間、会ったばかりなのにコウタが遠い存在に思える。ついこの間、模試試験の結果が返ってきた。コウタは難関大学に合格圏の成績を修めたらしい。ミヨリは普通の大学に行くんだね。僕たち離れ離れだね。αの間でも成績は大きな格差がある。

コウタはこの前まで難関大学に受かる実力もなかったのに、いつの間にか成績を大きく上げて模試試験も突破したようだ。本腰を入れるといって必死に勉強を始めたらしい。なんで、こうも成績に差が出てしまったのか。

αの間でも成績の話は良く出る話題だ。僕たちはなぜ勉強するのか。大きな疑問だ。コウタはふと思う。このまま難関大学に入学してもバラ色の人生を歩めるわけではないことは知っている。大学を卒業して社会人になれば勉強ではなく業績の競争になることも知っている。

僕たちは、この厳しい競争を勝ち抜いて、なおかつ何か得るものがあるのだろうか。すごい宝物を手にすることができるのだろうか。普通の人生になってしまうのかな。ミヨリは安定志向だ。こちらミヨリ。なぜ私たちは、この社会の競争に勝ち抜かなければならないのだろうか。私は平凡な人生でいい。

ただし、本当に普通な上から数えて真ん中くらいの中流の生活を夢見ている。この頃、社会にも上流中流下流という分別があることを知った。私は平均的な大学でもいいから、中流の生活がしたい。コウタもミヨリは普通の女の子だなと、もったいないなと思ってしまう。

もう少し上を目指せば、もっと良い生活ができるかもしれないのに。なぜ、もっと上を目指さないのか。価値観の違いを感じる。女の子はいいよな。結婚すれば良いもんな。この頃では男女平等が叫ばれているけど、女の子は主婦になったり、いくらでも潰しが効くもんね。女の子は得だな。ミヨリは男のほうが得だと思っている節があるみたいだけど。

コウタは受験勉強で疲れて溜息を吐く。別の世界があったら、その世界に行きたいな。逃げの一手のようだけど。こちらβ、至急応答せよ。なぜ、僕が勉強をやめたのか。理由は二つある。

一つは、もう既に一流大学に受かるほどの実力があるからだ。勉強もほどほどに続ければ簡単に大学に合格できるレベルにはなっている。もう一つは僕の新しい世界を見つけた、それだけ。夢の世界。本当に面白い世界。僕はこの世界を独占したいけど、昨日、天と話す夢を見た。

今日、天は高校で何かを言いたげだったけど、、何も言わずに去っていった。話したいことがあるといったのに、なんで何も言わずに去っていったのだろうか。不思議だな。僕も少し調子が悪いのかな、夢の世界だなんて、大人は非常識というだろう。

大人は本当に僕らのことを分かっていない。大人の事情がまかり通るのも大人の声がデカくて権限があるからなのに。公平ではない。なんだか理不尽だよな。ただ年齢が高いというだけなのに。それだけが全てなのかな。明日、他のαとも相談しよう。ミサキは考えている。あれ。αのグループが分断の危機にあるのかな。なんでβは暴走しているのかな。この頃、様子がおかしいのはなぜだろう。

ミサキは今日の宿題に取り掛かる。勉強は簡単だけど、この勉強に意味があるのかな。勉強すれば、その成れの果ては何になるのだろうか。大学の先生や官僚になるのかな。まあ、私には縁のない話だけど。

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